「太陽の会」は全国各都道府県66団体で構成され、弁護士や司法書士、労組、商工団体、消費者団体の協力のもとにボランティアでクレジット・サラ金被害の予防と救済運動を行う団体です。

太陽の会の活動

実際にどういう人が借金をして、どのように多重債務に陥っていくのでしょう。
東京に本拠を置く全国クレ・サラ被連協加盟の「太陽の会」の相談内容をご紹介したいと思います。

 

太陽の会の活動

太陽の会の2010年の新規相談件数は277件で2008年の593件に比べると半減しています。

 

相談

男女別では、男性78%・女性22%です。

年代別では、30代17%、40代17%、50代27%、60代27%で、40代以上が全体の80%を占めているのです。
職業別では会社員が33%、パート・アルバイトが16%、自営業17%、無職14%となっています。

 

2008年は会社員が58%、パート・アルバイト10%、自営業9%でしたが、
会社員が減少し、非正規雇用者や自営業が増加しています。

 

 

債務の原因

最も多いのは、「家計費補助」で、全相談件数の40%を占めています。
続いて「事業の失敗」14%、「ギャンブル」11%、「遊興費」11%、「ローン返済」8%の順となっています。

 

家計費補助を理由とする債務者に次いで、ギャンブルと遊興費で2割以上を占めています。

 

 

この傾向は若干の変化が見られ、2011年5月までの集計によると、家計費補助は39%と変わりませんが、
ローンの返済が15%に増えています。

 

 

経済不況の影響で給料や賞与が減少し、家計費や住宅ローンの支払いに苦慮している様子がうかがえます。

 

 

太陽の会に相談に来た人の収入は、失業中や200万円以下の人が26%を占め、300万円未満だと47%にものぼります。
まさに生活保護基準ないしそれ以下の貧困ライン層にある低所得者の相談が多いのが現実なのです。

 

 

多重債務の根本的原因は貧困であることが明確であり、
貧困をなくしていかなければ多重債務問題の解決もないでしょう。

 

 

 

多重債務者は、低所得・病気・失業・給料などの経済苦による人が多数を占めています。
しかも全国の3万人を超える自殺者のうち、経済苦・生活苦を理由にした自殺者は約7,000人にもなるのです。

 

 

一方、近年多発する殺人事件などの凶悪犯罪の背景にも、多重債務の問題が絡んでるようです。
自殺や犯罪の温床ともなっている多重債務者の救済は、大きな社会問題になっています。